あなたは自分の給料の実質的価値について考えたことがありますか?
この世には名目的価値と実質的価値の2種類の価値があります。
この違いを考えることはとても重要で、あなたのお金に関わります。
今回はこのことを説明します。
まず給料の名目的価値とはなんでしょうか。
簡単に言ってしまうと物価の変動を考えない価値です。
わかりづらいのでたとえを使いながら説明します。
現在あなたは月25万円の給料もらっているとします。
もし今月から月収が50万円(2倍)に増えたらめちゃ嬉しいですよね?
これが名目的価値の給料を考えたケースです。
では実質価値と何が違うのでしょうか。
実質的価値とは物価を考えた価値のことです。
例えば、上と同じように給料が2倍に増えたとしましょう。
あなたはこれでたくさん物が買えるととても喜びました。
しかし残念なことに、、、
物価も2倍になりました。
ゲームカセットは4000円から8000円に、
ビジネスセミナー代は20万円から40万円に、
電車賃は一駅200円から400円に。
この場合給料は2倍になりましたが買える物の量は変わっていません。
つまり実質的価値だと給料は増えてないのです。
これが実質的に価値を考えたケースです。
ここまで読んでいただいた方はわかったと思いますが、
現在のようにインフレが起きてる中で給料が変わらない状態というのは実質的に給料が減っていることになります。
さらに言うと貯金も減ってます。
スズメの涙ほどの銀行利息では現在のインフレ率に追い付かない状態なので実質的に価値は減っている状態です。
ではどうすればよいのか、というのはまた今度にします。
インフレを考えて給料・貯蓄を計算しないと、働いてるのにお金が足りないという痛い目に将来会いますのでよく覚えておきましょう。
とてもわかり易くて面白かったです!
日本の多くの人は名目的価値に踊らされているような気がしますね…
本当は実質的価値だけが意味のあるもので、名目的価値は意味が無いですよね。
お金の価値というものは絶対的ではないということを
絶対に忘れては行けないと思います。
お金だけでなくても、
絶対的な尺度というものは存在しないので、
常にどんなことでも何かを基準に
相対的に見ているのだと意識することが大事だとも感じました!
ありがとうございます。
そう思っていただけてとても嬉しいです!
実は名目と実質の価値はデフレの下ではそんなに気にする必要がないのです。なぜなら勝手に貯金の価値が上がるから。
今の日本人が実質価値をあまり考えない理由なのかなと思っています。