どうも。たけしです。
今回は以前、「日本の借金のせいであなたの貯金がなくなる?」の中でお話しした、
「インフレによって日本の借金が消えるマジック」についてのタネ明かしをします。
とても簡単に、短くまとめますのでぜひ片手間にお読みください。
では早速ですが、あなたは今借金100万円を負っているとします。
来月に利子付きで、合計105万円返して下さいと言われてしまいあなたは困ってしまいました。
手元にはほとんどお金がありません。
さらに給料も現在は月20万円で来月の返済は無理に思われます。
しかし、、、
ここでハイパーインフレが起こったとしましょう。
20万円が200万円と同じ価値になったのです!
つまり企業は200万円(20万円分)を給料として支払ってくれます。
物価も同じように上昇しているので実質的価値は変わりませんが、
借金だけは違います。
(実質的価値の考え方についてはこちらへ→「給料と貯蓄を守るための経済学」)
借金の金額は変わりません。105万円のままです。
そうするとどうなるでしょう。
あなたは給料から105万円支払えばいいのです。
支払えなくて困ってたのに、まさかのおつりが出ますね
これがハイパーインフレによる借金の消滅からくりです。
このような借金の帳消しが行われないことを祈るばかりですね。
————————————————-↓興味のある方向け↓————————————————-
(経済学的に考えるとこの問題については少々異なる見解があります。
この帳消しが起こらない可能性があるのです。
どういうことかといいますと、インフレと同時に利子率が上がるのです。
先ほどの例を使って説明します。
先ほどの例では借金の利子率が変わらず、全部で105万円返すことになっていました。
しかし、インフレが起きた瞬間に利子率が上がるということは例えば、
「105万円返してね」
から
「1050万円返してね」
と、こうなるわけです。
どちらの金額も、5か月とちょっとの給料です。
つまりこういった世界を想像すればインフレで借金の負担は変わりませんよね。
経済学ではこういった完璧な世界を考えていることがあります。
一般的に見ると少しおかしい気もしますね。
ではなんでこういった仮定を置いているのかは…説明しません笑
こういった考えもある、ということを紹介するに止めておきます。)
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